波は起こすものじゃない(まとめたり、ランキングにしたり、考察したり、解剖したりします。)

個人的に気になったこと、興味があることを、まとめたり、ランキングにしたり、考察したり、解剖したりします。ログ代わりにも使ってるので、読みにくいブログだと思います。というのを先にお知らせします。

マンガ版「君たちはどう生きるか」は余裕で名作だった件〜書籍レビューログ〜

漫画版の「君たちはどう生きるか」読みました。1937年に出版された「吉野源三郎」さんの小説を読みやすく漫画化したものらしいです。基本、電子書籍派なのですが、代官山のTSUTAYAの人気ランキング的な棚に配置されていたのを見て衝動買いしました。超簡単にあらすじも書きますので、「ネタバレがちょっと・・・」という方は閉じていただいたほうがいいかもしれません。原作は、ジブリ宮崎駿さんや、最近はテレビで引っ張りだこの池上彰さんが愛読してるようですね。

  • あらすじ

    • 主人公の少年コペルくんが、教養のある叔父さんから生きる意味のヒントをもらいながら成長をしていく。なんか自分もこんなことあったなぁという気持ちで読み進められるのではないでしょうか。こんな叔父さんが自分の子供時代にいてくれたら、また、自分もこの叔父さんみたいに後世に何か気付いてもらえるようなことをしたいと思ってしまうくらい「気付き」を与えてもらえるような内容です。
  • ザクッと要点

    • 世の中は自分中心で回ってはいない。あくまで大きなナニかの1つの構成物として捉えるような俯瞰的な視点
    • 人間は、唯一自分で考えて自分の行動を決定できる。それゆえたくさんの過ちも犯してしまうが、それを反省して次に活かすことができる
    • 過去の偉人を知ることは大事。だが、一部の成功事例に捉われず、どのような流れでどのような人類の進歩に対して貢献したか、どのような失敗をしたかを知り、考える必要がある

君たちはどう生きるか 君たちはどう生きるか - Wikipedia

マネジメント系ビジネス書籍の中で、本当におすすめなものをランキングでまとめてみた。(随時更新中)

マネジメントは、スタートアップや新規事業など、組織が小さいステージではあまり考えなくてもなんとかなるもの、と捉えがちですが、マネジメントにも種類がたくさんあり、究極的なところで言うと「目標、目的を達成するために必要な要素を分析し、成功するために手を打つこと。」と考えると実はマネージメントって至るところに潜んでいて、特に人材マネジメントはある程度組織が大きくなってくると、経営者やマネージャーなどが頭を抱える大きな問題の1つとなってきます。事業や経営の戦略や、イノベーションを起こすのはあくまで「人」です。以前は、ドラッカーを読みやすくした「もしドラ」や「漫画でわかる」経営シリーズがよく読まれたので、マネジメントや経営の本が少し身近になったかもしれません。が、マネジメントのフレームワークや本質的な部分を学べる書籍はどれなんだ?と筆者も悩んだ時期があったので、まとめてみました。MBAを取りたいと思っている人も経営だけでなく、マネジメント領域の勉強ももちろん必要なので参考にしてみてください。 

そもそもマネジメントとは

【management】経営、管理。 目標、目的を達成するために必要な要素を分析し、成功するために手を打つこと。

引用:マネージメントとは - はてなキーワード

マネジメントと言うと事業に関わるメンバーの人材マネージメントのことを指す場合が多いですが、マネジメントという言葉自体はかなり広義な意味を持っているみたいですね。 (筆者は調べてみて、はじめて知りました・・・。)

マネジメントの種類

  • 目標、目的を明確化する
  • 人材を配置し、管理する
  • 担当者の能力を把握し、業務を割り当て、管理する
  • 進捗状況、達成状況を管理する
  • ミーティングを行い、チームの意思統一を図る
  • 情報収集を行う

引用:マネージメントとは - はてなキーワード

諸説ありますが、筆者はドラッカーが唱える以下をマネジメントとして捉えております。 組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関。 

リーダーシップとマネージャーの違い

マネジメント系の書籍を読み進めていくと必ず出てくるこの話。 筆者なりに、以下のように解釈してます。

  • リーダーシップ

    • 何を成すのか。つまりWhatを考えて決める人。
  • マネージャー

    • どのように実現するのか。つまりHowを考えてコミットする人。

リーダーシップとマネージャーの役割の違いをウォーレン・ベニスの書籍に記載されているので抜粋。

1.マネージャーは「管理」し、リーダーは「革新」する。

2.マネージャーは「模倣」し、リーダーは「オリジナル」である。

3.マネージャーは「維持」し、リーダーは「発展」させる。

4.マネージャーは「秩序に準拠」し、リーダーは「秩序を創り出す」。

5.マネージャーは「短期的な成果」を、リーダーは「長期的な成果」にこだわる。

6.マネージャーは「いつ、どのように」を、リーダーは「何を、なぜ」を、問う。

7.マネージャーは「費用対効果(損得)」に、リーダーは「可能性」に目を向ける。

8.マネージャーは現状を「受け入れ」、リーダーは現状に「挑戦」する。

9.マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、リーダーは最善を求め「規則を破ることも辞さない」。

10.マネージャーは「能吏」であり、リーダーは「高潔な人格」が求められる。

引用:ウォーレン・ベニス「リーダーシップの王道」著より

マネジメントに関するビジネス書籍のおすすめをまとめてみました。

ここからは、マネージメントに関するビジネス書籍を実際に読んでみて良かったと思う本をまとめます。参考にしてみてください。

まずはライトにマネジメントの理解をしてから・・・という方向けにわかりやすい書籍

マネジメントの良書は、経営者向けに書かれていたり学者の方が書いている本が多いため、正直小難しく書かれていて難解なものが多くみられます。 そんな小難しいこと言われてもわからない!眠くなってしまって読みきれない!という方向けの書籍をまとめました。 ※難しくてもいいから良書をはよ、という方はここは読み飛ばしてください。下部に良書をまとめてあります。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

マネジメントをまずは簡単に理解したいというニーズに応えるなら間違いなく1番オススメな「もしドラ」本。 このブログを読んでる人なら1度は手に取ったことがあるもしくは聞いたことがある本だと思います。ドラッカーのマネジメントを高校野球のマネージャーに例えて話が進んでいくので、最高にわかりやすいです。ちょっと長いけど読みやすさ抜群。マネージメントを手軽に学んでみたいという方にぴったりです。 私は1冊目に読んだのが難解な本で辛かったのですが、もしあなたが1冊目のマネジメント本を探しているのであれば、「もしドラ」はおすすめです。


とにかく本気でマネジメントを学びたい!という方向け


マネジメント〈上〉―課題・責任・実践 (1974年)

本気で学びたい方向けを書いてしまった手前、ピーター・ドラッカーの自著版の「マネジメント」を載せました。上下巻で成っております。正直難解です。マネジメントについてとにかく隅々までしっかり学びたい人向けです。


マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

もしドラ」の原作ですね。いろんなサイトでも紹介されていますが、ピーター・ドラッカーの自著版の「マネジメント」のエッセンシャル版です。要するにわかりやすくしたよ!っていうものですね。先に挙げたドラッカー自著よりは、はるかにわかりやすいです。マネージメントの具体的手法というよりも、マネジメントの役割や、リーダーとはかくあるべきという在り方を学ぶことができます。誰もが認める、間違いない必読の1冊だと思います。


人を動かす 新装版

デール・カーネギーの著書です。デール・カーネギー自己啓発系のベストセラー作家さんですね。教師であり、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関するコースを開発した人でもあります。対人コミュニケーションの基本的な方法や、どのように伝えれば相手が熱意を持って動いてくれるのかなどの方法をわかりやすく解説しています。こちらもいろんなところで紹介されいている超人気本の部類に文句なしで入る書籍ですね。すでに読んでいる方も多いのではないでしょうか。


ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

これは新卒で入社した会社の課題図書でした・・・。当時は深く考えず読んでしまっていましたが、後になって思い出して再度読んでみるとすごい本です。経営者のおすすめ本に必ず名前が挙がってくるベストセラー作ですね。


How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

ここで紹介する本の中では比較的新しい部類ですね。Googleがどのように成長してきたか、それをマネジメントの観点で説明されています。難解な本が続きましたがこちらは非常に読みやすいです(笑) IT系の企業はもちろんのこと、IT以外でも参考にできるエッセンスがたくさん詰まってます。Google社の元CEO、エリック・シュミットの著書です。


グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】

グロービス経営大学院MBAコースで学習する内容を教科書的な感じでまとめた本です。理論を全部で143のテーマに分けて体系的に書かれているのが特徴です。かなり広範囲な内容ですので、一読 の価値ありです。2~3冊目として読むのをオススメします。


プロフェッショナルマネジャー

今まで紹介してきた本はマネジメントの理論などに焦点を当てた本でしたが、プロフェッショナルマネージャーは、感情に焦点を当てています。 ユニクロファーストリテイリング会長兼CEOである柳井正さんが経営の教科書として愛読している本でもあります。こちらも2~3冊目に読むとまた違った視点でマネジメントを学ぶことができると思います。


競争の戦略

『MBA100人が選んだベスト経営書』(東洋経済新報社)で、第1位を獲得した、アメリカの経営学者マイケルポーター教授の「競争の戦略」。古書です。事業、経営マネジメントに特化してます。私の中では事業、経営マネジメント系の書籍では1番オススメの本かなぁという感じです。


番外編


孫正義 300年王国への野望

孫さんが如何に事業や経営に取り組んでいるか、どのように今の地位を気づき挙げてきたか、「孫正義の40年間」を一気に読める本です。この中に「ソフトバンクグループ」を引っ張っているリーダーシップが詰め込まれています。小説のような手軽さで読み進められます。


他にも良書を見つけたら随時更新していきたいと思います〜